個人的おすすめ映画を紹介していくこのコーナー。今回のテーマは「ドラマ編②」。一人の人間として人生を生きていく中で成長したり、冒険するさまを描くドラマ映画。
大海原を漂流したインドの青年から周囲の人々に助けられながら社会に戻るアメリカ人の青年まで、派手なアクションシーンや燃えるような恋愛がなくてもこんなに魅力的に描けるんです。それじゃあ、さっそく見ていきましょう!
※ストーリーの核心に触れるネタバレは避けていますがご注意ください。
スラムドッグ$ミリオネア
ダニー・ボイル監督作品。日本でいうところの「クイズ$ミリオネア」のインドバージョンに登場した青年の物語。デーヴ・パーテルが主人公の青年を好演しました。ちょっとした奇跡が積み重なってその後の人生に大きな影響を与えていきます。っていうことがわかる映画です。
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
こちらもインドが舞台となるアン・リー監督の作品。設定やストーリーもさることながら圧倒的な映像美で描き出す自然は、動物は特筆ものです。日本でつけられたサブタイトルからもわかるように主に漂流記ですが途中でそんなことを忘れてしまうほど美しい映像に魅せられてしまいます。
世界で一つのプレイブック
監督はデヴィッド・O・ラッセル。ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス主演の物語。この作品で彼女は当時史上2番目の若さでアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。原題の「Silver Linings Playbook」、シルバーライニングとは英語の慣用句で楽観主義のメタファーだそう。雲に隠れている太陽の光の筋が見えていることってありますよね、あれです。ダンスとアメフトが結構重要な要素になっている作品です。
アメリカン・ハッスル
同じくデヴィッド・O・ラッセル監督作品。「世界で一つのプレイブック」主演の2人にクリスチャン・ベイルが加わって俳優たちのアンサンブルがさらにパワーアップしています。詐欺師たちの物語ですがそれぞれの人間関係や欲望なんかが割とコミカルに描かれていて評価が高い作品です。この映画でも「世界で一つのプレイブック」と同じようにダンスのシーンが効果的に使われています。ほかにもいろんなシーンの印象が強く残る作品。
ファイト・クラブ
この映画は間違いなくおすすめです。ただ、これ以上は言えません。本編をぜひご覧ください。
いかがでしたか?
デヴィッド・O・ラッセル作品2作、インドが舞台の2作をご紹介しました。どの作品も独特な雰囲気を持っていてたとえストーリーを覚えていなくても「観たことある」という思いは強く心に残る作品です。最後の作品についてはあまり多く言えませんでした。ご容赦ください。おすすめ作品であることに変わりはないのでぜひ下調べをせずに本編をご覧になってみてください。
それではまた、いい映画を観たときに。